虎ノ門ニュース

拉致被害者帰国になるか?【青山繁晴氏】北朝鮮の非核化実現まで制裁 日米確認【虎ノ門ニュース】

【居島氏導入】

共同通信によりますと、河野太郎外相とアメリカのポンペオ国務長官は2019年4月19日会談し、事実上決裂した2月末の米朝首脳会談を踏まえ、北朝鮮が完全な非核化を実現するまで経済制裁を維持する方針で一致した。

【青山氏の解説・要旨】

裏の話として、驚くべき話が進行しています。
(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が率いる体制の打倒を目指す組織「自由朝鮮」が襲撃を行ったと犯行声明を出している) スペインの首都マドリードの北朝鮮大使館の大使(今はスペインから追放された)は核兵器をめぐる対米交渉の中心人物の一人として有名です。
(マドリードの大使館は)北朝鮮という国の体質から言って、(北朝鮮は否定していますが、)違法なものも含めた金融ビジネスの拠点ではないかといわれています。よって、そこ(大使館)にある携帯電話とかパソコンとかUSBを含めた記録媒体は(機密)情報がたくさんあるのではないかと言われています。
北朝鮮は亡命対策で海外に出す人数をかなり絞っている関係でマグリットの大使館の警備は余り高くありませんでした。
そこにプロを含めた10人の集団が襲い掛かって、大使館員を縛り上げて、現金をどうしたかははっきりしないですが、私が聞いた限りでは強盗と思われる集団は基本的に現金ではなく、USBと携帯とパソコンを強奪しました。
その後、自由朝鮮が犯行声明を出しました。私はこの事件の第一報を聞いたときにはまったく重視していませんでした。甘かったんですが、自由朝鮮という名前が余りにもアメリカを連想させて怪しいし、ネットの時代なのでいくらでも話を膨らませて言えるので、その類だと思っていました。
しかし、その後に事態は急変して、この自由朝鮮が奪ったものを「FBI」に渡したといったわけです。そして、当初はFBIも否定しませんでした。
この情報に接したあたりから、重大な話だと感じ、情報交換しました。日本側からもアメリカ側からも「FBIがこのような工作に関わるわけはない」という話は当然聞きました。
(基本的にこのような非合法の工作活動はCIAが行います)
CIAが大規模な作戦を展開するときに、CIAは勝手に実行することは映画の中だけではなく実際にあります。そのCIAがFBIがやったとしきりに言う場合は、私の知る限りCIAの独走ではありません。これは、国家プロジェクトなんです。つまり、(FBIが動いたということは)アメリカは大統領に権限が集中しているので、トランプ大統領の指示といわないまでも承認があったと推測されるわけです。それで、自由朝鮮がFBIに強奪したもを渡したという情報が出たときに情報機関の関係者は驚いたわけです。
ところが、同時並行で、アメリカ大統領の承認があったとは思えないような動きがありました。
背景として、まず、自由朝鮮は臨時政府を作ったと言っています。英語の略語で自由朝鮮の前にPGとついています。PGは臨時政府という意味です。その臨時政府の首班が、金漢率さんという人です。
この人は金正恩委員長に殺害されたと見られる金正男さんの息子にあたる人です。金正男さんは中国が保護していました。私の責任で言いますが金漢率さんはアメリカが保護しています。 だから北朝鮮はお父さん(金正男)は殺せたけど息子(金漢率)は殺せなかったんですよ。
その金漢率さんを首班にして、亡命政権として新しい政府が既に海外で出来たという話です。
その様な背景があった上でFBIも何も言わないから、これはアメリカは無血宮廷革命、つまり、被害の出る戦争を避けて、金一族(宮廷)の中で首を差し替えを狙っているのではないかと諸国の情報機関が考え出したところで、大使館を襲撃した10人の内アメリカの海兵隊員だった人間を逮捕しました。元海兵隊員の逮捕を受けて自由朝鮮が「この逮捕は北朝鮮の要請に応じて行われたもので、愕然としているもしくは落胆している」という意味の声明をネット上に出しました。
これは虚虚実実で、すぐにアメリカの関与を否定することにはなりません。
その最中に日本の総理はヨーロッパに行った後という非常に行きやすい環境でアメリカに行かれて、安倍総理は間違いなくじっくり(この件について)話されると思います。そして、この件についての情報は公表されないと思います。
しかし、大事なことは、総理がこの4月末までにかけて訪米されて、その後5月初めに菅官房長官が異例の訪米をされて、対北強硬派のペンス副大統領と会談することは、事実上決まっています。官房長官は危機管理のキーパーソンなんで官邸にいなければならないのですが、菅官房長官は同時に拉致問題担当大臣です。これは安倍人事の妙なんです。今まで、拉致問題担当大臣は権限が与えられなくて、家族とお話しするのが仕事だったんですけど、菅官房長官は官房長官なので自動的に下に情報機関の一部はいるわけです。断言できませんが(今回の件と?)つながりがあると見てもおかしくないわけです。
アメリカ側の動きで強く感じるのは選択肢としてそういうこと(無血宮廷革命)も選択肢として考えているのは事実で、それを誰よりも金正恩委員長がよくご存知だから、この間、北朝鮮の国会といわれる、最高人民会議で今まで一回も話しとことの無い金正恩委員長が、突然47分の演説をしてその中でトランプ大統領といかに仲がいいのかという話をしたというのはどう見てもつながりがあるでしょう。
今アメリカは金漢率政権樹立とは逆に見える動きをしているので、もしもの話になりますが、
もしも、金漢率政権になるとしたら、拉致被害者は帰国できます。

【個人的感想】

もしも、これで拉致被害者が帰国できる状況になるとすれば、安倍総理は天才的外交家かさもなければとんでもないラッキーマンだといって間違いないと思う。
安倍政権には問題も多いけど、外交に関しては他の政権と比べて活動量が圧倒的に多い。
慰安婦問題日韓合意 以外の安倍政権の外交は日本の存在感をよい意味で世界に示していて、好感が持てる。
これで、日銀人事以外でも財務省に勝って金融緩和と財政出動して内政を発展させてくれたら、神社が建つレベルなのに。惜しい。せめて、消費税増税を見送ってくれれば、日本発の経済失速は無いだろうから、強い政権基盤の元、有利に外交が進められそうなのに。経済絶好調で外交的成果もあれば改憲だって叶うだろうに。改めて惜しい。

とにもかくにも、拉致被害者の早期帰国を願います。

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