虎ノ門ニュース

【青山繁晴氏の意見】国防部会・中台情勢について【虎ノ門ニュース】

「 青山氏の部会での質問」 (国防部会、2019年4月2日)

【前段】

(青山氏の情報網で)米軍に新しい動きがあることは承知している。米軍は北朝鮮に備えているだけではなく中国軍が(直接)台湾海峡あるいは台湾に軍艦(空母を含む)を出したり、沖縄本島と宮古島の間を爆撃機・軍艦が好きに通って台湾の方面に行ってる中国軍の動きに対して米軍は黙って見過ごすことなく対応している。この情報は日本では報道されておらず、米軍・中国軍も公表していない。

【質問】

前段のような状況を受けて(このタイミングで)国防部会の議題に挙げたのか

同時に中国がついに台湾に武力侵攻する可能性があると防衛省・自衛隊のどこかで考えているから国防部会としてあらかじめ議論しておくんですか

それに合わせてどのような動きをしているんですか

防衛省の答え(公開可能な部分)

中国はそもそも表の世界でも台湾の武力統一は放棄していない。さらに台湾は中国にとって革新的利益である。という2点はずっと言っています。したがって台湾に侵攻するする能力は常に強化していて、すでに台湾軍に対して圧倒的な戦力になっています。

もしものこと(圧倒的武力を持った中国軍が台湾に武力侵攻した場合)があればアメリカは間違いなく来援しますが、いまや焦点は中国によるA2/AD( 接近阻止・領域拒否)になっています (故に米軍が来援するといっても果たして近づけるのか、果たして台湾海峡に入れるのかが問題になっているとの意味) 。

(自衛隊がどうするのかについては)台湾で急に変化させたりはしないけれども南西諸島を中心に海上自衛隊を軸に再配備しているのは事実です。(つまり、直接台湾に戦力を回してる訳ではないが南台湾の近くの南西諸島のほうに戦力を回してきている)さらに直接台湾にどうこうではありませんが、全体の紛争に対応できるように自衛隊の体制整備を進めてまいります。

【国防部会後の関係者からの電話】

自民党の国防部会ので台湾のことをやったのは2005年6月以来はじめて。青山氏の電話相手の感覚では「中国を刺激するからやってはいけない」ことになっていた。14年間自由民主党の国防部会で台湾のことを触るな、特に中国が進行するのかどうかって言う問題は触るなとできなかった。これを部会長の決断で今回やるんです

【 A2AD 】Wikipedia から

接近阻止・領域拒否(英語: Anti-Access/Area Denial, A2/AD)は、中国人民解放軍の軍事戦略。A2AD教義は、基本的に海・空作戦を主軸としており、接近阻止(A2)戦略と領域拒否(AD)作戦によって構成される。これらはいずれも、戦略目標として、アメリカ軍が当該地域に侵入することを忌避するレベルまでリスクを高めることで、軍事バランスを中国側に傾けるためのものである。
接近阻止(A2)アジア・西太平洋戦域で行なわれている軍事作戦に対するアメリカ軍の介入を阻止するための戦略。主として地上基地を基盤とする兵力を対象とする。
領域拒否(AD)第2列島線以内の海域において、アメリカ軍が自由に作戦を展開することを阻害するための作戦。主として海軍力を基盤とする兵力を対象とする。

【個人的感想】

中国がアメリカ覇権に対する挑戦者として戦後の秩序を破壊しようと躍起になっている。歴史上、第二次大戦時のアメリカを除くすべての国がシーパワー(海軍力)とランドパワー(陸軍力)の両立には失敗してる。時は流れ2019年、現状、中国はランドパワーの国でアメリカはシーパワーの国となった。そして中国はランドパワーとシーパワーの両立を目指している。個人的には失敗するんでないかと思う。なぜなら、中国は伝統的な陸軍国であり、海戦で圧倒的に強いなん時代がなかったことは日本が生存できていることで証明されている。故に、中国は海軍国にはなれない何らかの要因があるのではないだろうか。一方で油断してはいけないのも事実。日本国の国民を守る為に十分な防衛力を所有する必要があり、そのために十分な防衛費を予算に計上する必要がある。

「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」と言われてからまったく状況が変わらないとは悲しい話だけど現実的に考えて日本をチベットやらウイグルの二の舞にするわけにはいかんよな

それにつけても、自衛隊の皆様の国民・国家への日々の献身を思うと頭が下がる。心からの敬意を表します。ありがとうございます。

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