虎ノ門ニュース

【藤井厳喜氏】トランプ氏が安倍首相称賛 G20「完璧な運営」/イランにウラン濃縮の断念要求 トランプ大統領【虎ノ門ニュース】

【DHC】2019/7/3(水) 井上和彦×藤井厳喜×居島一平【虎ノ門ニュース】

【居島氏】
トランプ氏が安倍首相称賛 G20「完璧な運営」
共同通信によりますとアメリカのトランプ大統領は2019年7月1日、ツイッターで、G20大阪サミットで議長を務めた安倍首相について「ミスは一切なく完璧だった」と称賛しました。
トランプ氏は「素晴らしく、よく運営されたG20だった」と安倍氏をたたえ、「日本国民は安倍首相をとても誇りに思うに違いない」とも述べたということです。
大阪サミットに続いて訪れた韓国の文在寅大統領にも歓待に謝意を表明。「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談を呼び掛けて良かった。良いことは起きるものだ」と強調しましたというニュース。

イランにウラン濃縮の断念要求 トランプ大統領
共同通信によりますと、アメリカのトランプ大統領は2019年7月1日放送されたFOXニュースのインタビューで「イランに核兵器を持たせるわけにはいかない」と述べ、改めてウラン濃縮の放棄を要求しました。イラン側が譲歩すれば、アメリカが経済面で協力することも可能だとの考えを示したということです。
トランプ氏は「われわれは道路や学校など、あらゆるものをイランに造りたいが、核保有は認められない」とイランに濃縮を断念し、アメリカの協力で経済発展を目指す道を選ぶよう促しました。
インタビューは、イランが1日に低濃縮ウランの貯蔵量が核合意で定められた上限を超過したと発表するより前に行われたということです。

【藤井氏】(要約)
G20は非常に整然と行われて、大阪をアピールするためにも日本をアピールするためにもトランプ大統領の言ったと通り、大変によかった。しかし、何か新しいものが決まったかというと、決まっていません。なぜかというと米中とかはじめから意見が異なる国が集まっているからです。
それはしょうがないことです。
G20が終わって、そして米中首脳会談が終わった後に、トランプ大統領がかなり長めの記者会見をしたんです。その中でトランプ大統領が順番で6つくらい重要なことを言っています。

1つ目
「チャイナと対決するけれども、同時に和解への道が開かれてる」ということを言ったんです。
華為(ファーウェイ)問題に厳しくあたる。というのはチャイナにとって華為は戦略企業で世界の海底ケーブルの通信網にまで手を出してきていて、将来はクローズドの海底ケーブルの通信網のシステムに人民元の決済取引のシステムを乗っけてこようと言う事をしています。
これは軍事的にも超重要ですが、(中国が)そこまで(金融的にドルの覇権に挑戦すること)考えてきているのでアメリカとしてはそれは許すわけにはいかないということです。
華為は実際上、人民解放軍が経営している会社ですからね。
しかし、アメリカの企業も華為に物を売っている企業もあるので困るところもあります。
だったら、華為の製品やサービスはアメリカは買わない、またアメリカの同盟国も買ってほしくない。だけれども、アメリカから、安全保障に関係ない分野(純粋な民生品など)は売ってもいいんじゃないのか、それについては検討すると言ったんです。
だから、華為が全面的に金融解除と思ったら大間違いで、米中交渉の一番最後に華為問題を論ずると言ってますから、これ( 華為の全面金融解除 )はまだまだ先の話です。

2つ目
北朝鮮に対しても(仕掛けがあったんですが、表面上は)ツイッターで板門店で会いたいと言って、そしてそこで実際に会談しました。
これで、朝鮮半島で戦争が起きる可能性は非常に減ったと思います。トランプはそれ(戦争確率の低減)が一番やりたかったんだと思います。
要するに両方が戦争したくなくても、アクシデンタル(偶発的に)に戦争が起きてしまうことがありますからね。

3つ目
「日米安保改定しよう」と言う事をはっきり言いました。
日米安保条約は変えなければならないと安倍首相に伝えた、我々(アメリカ)が日本を助けるなら、日本もアメリカを助けないといけない、首相は解っているし異論は無いだろう、と言うことです。
これはこの通りで、嘗てから言われているように非常に片務性のある条約になっています。
このことを私が大歓迎したのは、日米平等の日米安保条約に近づくためには、やはり憲法9条は改正しなければいけないと言う事です。
ですから、アメリカの大統領が「憲法9条改正をやってください」と言ったに等しいですよ。
もちろん、その通りのことは言えませんよ。そんなことを言ったら内政干渉で大変なことになってしまいますから。ただ、行間を読むとそういう意味にしか取れないですよね。

4つ目
「メキシコとは非常にうまくいってる」という事をいっています。メキシコは6000人ものメキシコの兵隊さんを南部の国境線に派遣して、南部のほうからどんどん入ってくる中南米の経済難民が入ってこないようにしている。メキシコとは非常にうまくやっているよと言っています。

5つ目
ロシア、プーチン大統領と会いましたから、貿易を正常化させるということは経済制裁を解く可能性も有るし、米ロ間で核の軍縮をしっかりやっていこうって話し合いをしました。

6つ目
イラン問題についてですね。イランともスマートなディールをやりたい。賢い取引をしたい。と言った訳で、これは北朝鮮と一緒で、核兵器さえ諦めれば、経済的には豊かになるし、将来が明るいよということです。
私は全体として協調と和解のメッセージで、一部のメディアがトランプ大統領は戦争屋みたいなことを言いますけれども、まったく逆ですよ。とにかく戦争をやりたくない、極めて穏やかです。
此間も、(アメリカのドローン飛行機が公海上でイラクに打ち落とされた報復に)イランにミサイルを撃ち込むかと言ったときに、10分前に攻撃を停止しました。
もしミサイルを撃っていたらイランでどれ位の被害者が出るかと言うと150人くらい出るといわれています。一方、こちら側(アメリカ側)はドローン(無人機)を1機落とされただけだから、イランがやった公海上を飛んでいる飛行機を打ち落とすということは国際法違反であるけれども、それは釣合わないじゃないかということです。アメリカ人が100人殺されたらイランを攻撃して100人殺すという事にも正義があるかも知れないけれども、こっち(アメリカ側)は無人機なので攻撃を諦めたというのは、イランに対するメッセージでもあります。
現場が緊張してくると、両方のトップのリーダーが戦争をやりたくなくても、現場の小競り合いからエスカレートして戦争にいたる場合もあるんです。それを本当に警戒してトランプ大統領は軍事力の行使には極めて慎重です。
トランプ大統領は軍事力の行使は最後の最後の手段なんだと言うことを繰り返し言っているし、イランとも戦争はしたくないと言っているので、そういう正しいメッセージは全体としてみれば明らかなんだけれども、あまり報道されていません。
これは非常にポジティブなメッセージをトランプ大統領が出したんだと言うことは思えておいてもいいと思います。

【個人的感想】
トランプ大統領は拉致被害者への接し方といい、アメリカの軍属の若者への態度といい、イランの人々への態度といい、思っていたよりもずっと人間味のある、命の価値がみな平等と言う価値観を持ってる人のような気がしてきました。
この感性を持っているとすると、中国とか、ロシアとか、北朝鮮とかとは合わないだろうな。
ただ、ビジネスマンだからある程度は利益の範囲で付き合うのか。
なんというか、すごい頭のいい大統領なんだなぁと思わずには居られない解説でした。
実際のところ、どうなんだろう。
まあ、とりあえず、アメリカからの外圧で9条改正するのは癪だけど、実際に9条が問題で中国には尖閣を盗られそうになってるし、竹島は韓国に盗られたままだし、拉致被害者は帰ってこないし、碌な事がありません。
かと言って、経済的にへたると改憲なんか出来ないだろうし、そもそも改憲する気が無い議員に投票しても無意味だし、本日参議院選挙の投票用紙が届いたけど、どこに入れればいいんだ?
どこに投票するかよく考えないといけないなぁ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です